今回はサッカーの戦術を深める記事になります。
今回は、4-1-4-1の特徴とメリット・デメリットを紹介していきます!
ちなみに僕のチームでは、このフォーメーションを採用しています。
4-1-4-1の特徴
4-1-4-1のフォーメーションは、守備と攻撃でバランスが良いフォーメーション。
中盤にアンカー(青⑥のポジション)というポジションがあり、DFが数的優位になることが多いです。
そのため、守備型のフォーメーションになります。
守備は基本ゾーンDFで行う。
ゾーンDFについての記事はこちらをチェックして下さい☺️
4-1-4-1のメリット・デメリット
メリット
攻撃・守備ともにバランスが良い
守備で数的優位の状況を作りやすい
臨機応変にフォーメーションを変えることが出来る
フォーメーションを見ると守備と攻撃がバランス良く配置されている。
アンカーのポジションがあることによって、守備の局面で数的優位になりやすい。
ゾーンDFが基本だが、DFのポジションがズレたとしてもカバーすることが出来る。
チームによってですが、4-1-4-1から、4-5-1や5-4-1などポジションを状況に応じて変えることが可能。
デメリット
SHは高い運動量が必要
アンカーの両脇のスペース
攻めの起点を作るのが難しい
SHは大外、アンカー横のスペースを守備しなければいけないが、攻めるときは1トップのサポートをして攻撃に参加しなければいけない。
フォーメーションの図を見ると分かるように、アンカーの両脇のスペースが空いているのが分かると思います。
このスペースを相手の中盤に使われてしまうと危ないです。
守備の際はフォーメーションを変えたり、チームでこのスペースをどうするか話し合いましょう。
このフォーメーションは1トップなため、ボールが入ってもすぐに相手DFに取られてしまうことが多い。
数的不利な状況で、いかにボールをキープ出来るかがポイントになってくる。
4-1-4-1の各ポジションの役割を解説
FW(1人)
- ボールをキープするキープ力とフィジカルが必要。
- カウンター時の早い展開の中で攻撃の起点になる。
- ロングパスを足下に収められるトラップ能力。
ボランチ(2人)
- 1トップにボールが入った時に、どちらかがサポートする。
- カウンター時に守備と攻撃を繋ぐ。
- 守備をしながら、攻撃のサポートをしていくため、運動量が必要。
- GK・DF・アンカーと後ろに6人いるため、ボールを持った時に落ち着いてボールを回し、ボールポゼッションを上げる。
SH(2人)
- 攻守において高い技術が必要。
それに加えて、運動量が多いため体力も必要。 - アンカーの両脇のスペースを気にしながら守備をして、攻撃になったら1トップがサイドに流れてボールを受けるので、そのサポートに行かなければいけない。
アンカー(1人)
- 主に守備専門で攻撃時も上がりすぎない。
- チーム全体を見てスペースを埋めたり、チームのバランスを整える。
- DFとしての危機察知能力に優れている。
- ボールを奪った後の判断が速く出来る。
- ロングパスの精度が高い。(1トップにあてれる時は積極的にパスする)
CB(2人)
- DFラインのコントロール。
- DFでは数的有利な状況を作れるので、コーチングで周りを動かす。
- ロングパスの精度が高い。(1トップにあてれる時は積極的にパスする)
- アンカーの両脇のスペースを突破されても、むやみに飛び込まない。
(アンカーと挟めるかもしれない)
SB(2人)
- 主に守備に専念する。
- 高いポジションをとってしまうとSHと被ってしまい、SHが高い位置をとるとアンカーの両脇のスペースが広がってしまう。
また、1トップが流れてサイドでボール受けるスペースも潰してしまっているため、動き出せない。 - ビルドアップ時は低い位置でもらうことになるので、判断を速くする。
このフォーメーションのキーマンはアンカーとSH・トップだな。
ここのポジションは個の技術・スタミナ・打開力が必要で機能しないとチームも勝てなくなってしまう。
まとめ
4-1-4-1はバランスが良いフォーメーションですが、キーマンとなってくる人がいること、このシステムの戦術理解をして行動出来ることが重要になってきます。
4-1-4-1は各局面でフォーメーションを変えやすいですが、チームの1人1人がシステムの変更とそれによるメリット・デメリット・強みを理解し行動しましょう。
難しいフォーメーションですが、やってみるととても楽しいです。
ぜひ、4-1-4-1のフォーメーション試してみて下さい!
他にもフォーメーションによる記事をまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください!