この記事はこんな人にオススメ!
- 簡単で実践的なフェイントが知りたい
- 相手を抜けるようになりたい
- ボールの置き所が分からない
- 抜く時のタイミングが分からない
皆さんは、何を考え意識してドリブルしていますか?
プロの世界では魅力的なフェイントや難しいフェイントをやっている選手もいますが、難易度が高く実際の試合で使うには難易度が高い気がします・・・
私自身、YouTube等でドリブル集など見てかっこいいな✨と思ったことは何度もあります。
ですが、難易度が高いフェイントになればなるほど、ボールコントロールの正確さやタイミングの難しさが格段に跳ね上がります。
ここでは実際に試合で使えて効果的なフェイントやドリブルの時に意識するポイントを紹介出来ればと思います。
試合で使える簡単で効果的なフェイント
まず、簡単で効果的なフェイントの基準として、私自身20年以上サッカーをやってきて守備(CB)の経験が12年あります。
試合の中で相手のドリブルと相対することがたくさんあった私が実際に嫌だったことや、守備する側がやりにくいと思えるフェイント・ポイントを今回基準にさせていただきます。
それでは早速2つのフェイントを紹介していきます!
ダブルタッチ
結局ダブルタッチが一番使いやすく瞬時に使えるフェイントです。
「なんだ、ダブルタッチか」って思っている人もいるかもしれません。
ですが、プロのサッカーを見ても分かるようにダブルタッチがいかに大切かわかると思います。
ダブルタッチをやってみたけど、すぐボール取られちゃうのはどうして??
ダブルタッチはこのあと解説するポイントを意識するだけで、高レベルのフェイントに進化するし、実践でも相手をどんどん抜いていけるようになるよ!
ボディフェイント
メッシ選手・ネイマール選手など数々のスーパースター達も実際に使っているフェイントの一つです。
これはボールコントロールが少なく自身の体の動きを使って相手の重心を崩し、相手を交わすフェイントです。
瞬時に相手の重心と逆をつかなければいけないが、ボールコントロールが少ないのでミスが起こりにくいフェイントになります。
また、ドリブル以外でもオフザボールの動き・トラップ時にもこのボディフェイントは使われています。
ボディフェイントとダブルタッチを組み合わせる
上記で説明したボディフェイントとダブルタッチを組み合わせることでより効果的なドリブルになります!!
ボディフェイントは自身の身体を使って行うフェイントなので、いろんなフェイントと組み合わせることができます。
その中でもダブルタッチは素早く仕掛けられて、前への推進力もあるフェイントなのでオススメです!
2つのフェイントができるようになったら、応用でやってみてください!
ドリブルで意識するポイント
意識するポイントは、今回紹介したダブルタッチ、ボディフェイントにかかわらずドリブルに共通して言えることなので、覚えておこう!
結論から言うと
ボールの置き所・相手との距離・ボールコントロール・タイミング・緩急
この4つを意識すると高レベルなドリブルになり、相手を抜ける可能性が高くなります。
よく「ボールを見ないでボールコントロールできるようにする」と言われることが多くありますが、正直そうなるまでには沢山の経験と練習が必要になってきます。
また、プレッシャーがかかっている試合においてボールを見ないでコントロールするのは難しくボールを失ってしまう可能性が高いです。
ですので、私は上記の5つが意識できればボールをみてコントロールするのが良いと考えます。
それでは、1つずつ細かく見ていきましょう。
ボールの置き所
まず、ボールの置き所として脛下、膝下当たりが一番良いです。
ネイマール選手・メッシ選手の動画を見るとわかりますが、細かいステップでボールの置き所は脛下・膝下にあることが多いです。
自分の前にボールを置いてしまうと(ボールと距離があるので)当然相手に奪われやすい。
足を伸ばされたり、身体を当てられたりした時にボールコントロールするのが難しい。
それに比べて、脛下・膝下にボールを置いていると相手に足を伸ばさても奪われない距離であること。
また、ボールとの距離が近いため、瞬時にボールコントロールができる。
ぜひ、ドリブル練習するときは意識してやってみてください。
相手との距離
これは自分の得意な間合いのことです。
最初は分からないかもしれませんが、1対1の数をこなしていると自分の得意な間合いが見つかるので、その距離を把握すること。
基本はこの自分の間合いを意識してほしいですが、細かく言うと試合の対峙する相手によっても相手との距離は変わります。
例えば試合中に自分とマッチアップする相手の特徴として、自分より反射神経が悪かったり足が遅いなどの場合、スペースの兼ね合いもありますが、普段より間合いを空けても抜くことができる。
逆に、反射神経が良くて足が速い、体幹がしっかりしていて迂闊に足も出してこない相手に対しては、自分の間合いか自分の間合いよりもさらに縮めてマッチアップする必要があるかもしれません。
一概にこうだ!とは正直言えませんが、長くサッカーをやっているといると分かってくることなので、まずは自分の得意な間合いを見つけることを意識しましょう。
ボールコントロール
やはりドリブルはボールを運ぶことなので、ボールコントロールが重要になってきます。
通常のドリブルは脛下・膝下で良いのですが、ここでは仕掛ける時のボールコントロールについて解説していきます。
フェイントによってボールコントロールする場所は違います。
今回はダブルタッチのボールコントロールで意識することを解説していきます。
(※ダブルタッチの解説は今回は省かせていただきます。)
まず、ダブルタッチのボールコントロールで意識するポイントとしては
幅・深みです。
ダブルタッチは実践的で簡単なフェイントですが、それが故に奪われやすいフェイントでもあります。
どこが原因か探っていたときに幅と深さが足りないことに気がつきました。
幅はダブルタッチでボールを持っている足から反対の足へボールを出す時の距離のこと。
深みはそのボールを出す角度のことです。
まず幅についてですが、仕掛ける幅が狭いと相手を今いる場所から動かすことができないため奪われてしまう可能性がある。
仕掛ける幅が広いと仮に相手が足を伸ばしてきても届かない距離にボールを持ってくることができる。
次に深みについてですが、ダブルタッチの角度が浅いとボールが身体より前にいってしまって、いくら幅をとっても奪われてしまう可能性が高い。
では角度が平行はどうかというと、角度が平行なだけでも十分ダブルタッチの成功率が上がるはずです。
ですが、まだ足を伸ばされて奪われる可能性はあります。
そこで、ここではさらに上のレベルでダブルタッチをしてほしいので、平行よりもさらに深い角度(懐より)でダブルタッチすることを意識してみましょう。
これが出来るようになると、相手は分かっていても止められない脅威のダブルタッチになること間違えないでしょう。
タイミング
ここでのタイミングとは何かというと仕掛けるタイミングです。
ドリブルはリアクション(相手の動きを見てからドリブルする)で相手の逆をつくドリブルは、難易度がとても高いためオススメはしません。
基本的にアクション(自分から仕掛ける)で相手を揺さぶる・重心をズラすことが多くなってきます。
そこで仕掛けるタイミングというのが重要になってきます。
結論から言うと『相手との距離もしくは自分の得意の間合い、ボールコントロールできるスペースが確保されている』これが揃っていれば仕掛蹴るタイミングです。
※もちろん強引に仕掛けなければいけない場面、チームとしての決まりなどあればこの通りではないです。
ですので、サイドハーフの選手は特にいつでも仕掛けられるポジショニングで味方からのパスを待つことができれば、素早い攻撃が可能になります。
緩急
ドリブルには緩急が必要です。
同じスピードでドリブルしていると、守備側としてはプレースピードが変わらないため守りやすいです。
仕掛ける前はゆっくりボールを運び、仕掛ける時・相手を抜いた後はスピードを上げることで一気に守備側は守りにくくなります。
守備側はどうしてもリアクションで守らなければいけないので相手の動きを見てから、動きます。
ですので、どんなに瞬発力がある人でもアクション側に比べると遅れてしまうのです。
ドリブルに緩急をつけることで少しの遅れをさらに広げることができるため、相手を抜きやすくなります。
どんな練習をすれば良いの?
1対1
対人で練習するのが一番良いです。
実際にやってみると相手の重心の逆をついたり、仕掛けるタイミング、間合いなど実践同様の練習ができますので、1対1がオススメです!
ラダー
ボールの置き所でも説明しましたが、ドリブルは細かいステップが重要になってきます。
細かいステップをどうやったら習得できるかというとラダーになります。
ラダーのメニューはここでは説明しないので、自分で調べて練習してみてください!
ラダーはあれば1人でできるし、設置・片付け等も簡単なため、ちょっとした空き時間にも練習ができるので良いですね。
コーンドリブル
上記で1対1がオススメですと言いましたが、1人でできる練習として、コーンドリブルがあります。
これは等間隔でコーン(マーカー)を置いて、その間をドリブルしていくという練習方法です。
ここの練習でもダブルタッチが使えるので、意識して練習してみてください。
まとめ
今回はドリブルについて解説しました。
- 試合で使える効果的なフェイント: ダブルタッチ・ボディフェイント
- ドリブル時に意識すること: ボールの置き所・相手との距離・ボールコントロール・タイミング・緩急
- どんな練習をしたら良いのか: 1対1・ラダー・コーンドリブル
簡単なフェイントでも相手との駆け引きやボールが来るまでの準備・ボールコントロールを意識すれば相手を抜くことができます。
難しいフェイントをするのもカッコいいかもしれませんが、相手を抜く技術・意識が高い方が試合では重宝される存在になります。
ぜひ、皆さんもそんな重宝されるドリブラーになれますように応援しています!!!