【ドリブルかパスか!?】サッカーに必要なのはどちらのスキルか徹底考察

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今回はサッカーをやっていたら一度は考えるこの疑問について徹底考察していきたいと思います。

この記事はこんな人にオススメ!

  • ドリブルとパスの使い分けが分からない
  • 深くサッカーを知りたい
  • ドリブラーな方、パサーの方
  • サッカーIQを高くしたい

主にサッカーの攻撃手段は2つあります。

それがドリブルパスです。

では、どちらが攻撃する手段において優れているのでしょうか?

結論から言うと、2つのスキルはどちらも重要です!

結局どっちか答えが出ないじゃん!と思う方もいると思いますが、正確に言うと
状況に応じてパスとドリブルの使い分けをする事が攻撃において一番優れていると言えます。

ドリブルに特化している選手でも少しでもパスを出せる選手になれば、不思議なことにもっとドリブルで相手を抜けるようになります。

パスに特化している選手は少しでもドリブルができるようになれば、パスの成功率が上がります

どう言うことか順々に説明していきたいと思います。

まずは、ドリブル・パスのメリット・デメリットを挙げてみました。

目次

ドリブル・パスのメリット・デメリット

ドリブルのメリット

1対1の勝負に勝てれば数的有利な状況を作れる可能性が高い

サッカーは11人対11人のスポーツなので、1対1に勝つということは、その瞬間相手より1人多い人数で攻撃をする事が可能になる。(相手の守備と同数の選手が攻撃参加している時)

そうることで自分の守備エリア、もしくはマークしていた選手を放棄してカバーに行かなければいけなくなり、マークがズレてフリーの選手が1人できることでチャンスを作る事ができる。

1人で状況を打開する事ができる

チーム戦術やチームプレーは出来れば強力ですが、連携が少し合わなかったりするだけでミスにつながってしまいます。
また、ミスをその場で訂正するのも複数人関わっていると難しいものがあります。

ですが、ドリブルは個人技なため自分の技量で勝負するためミスが起きても修正するのは自分ですので、その場で修正しやすい。

連携プレーがないためボールを持った時の状況にあまり左右されずにトライする事ができる。

味方が攻めに参加する時間を作ることができる

よく「キープ」と言いますが、ボールを持って無理に相手を抜きにいくことなく味方が上がってこれる時間を作ることです。

局面は1人で変えれても、点を取りに行くときは攻めの人数が多い方が点を奪える可能性が上がります

ボールをもらった状況に応じて攻撃人数が少ないと思ったらキープして、行けると思ったらトライしてとその場の自分の判断で攻めの起点になれる。

ペナルティエリア内の仕掛け

ペナルティエリア内でのファールはPKになってしまい、失点の可能性が高くなってしまいます。
ですので、ペナルティエリア内でのドリブルは相手のDFとしては対応が難しく有効になります。

ドリブルのデメリット

相手DFが対応しやすい

ドリブルに相当特化していたり技術がある人は違いますが、パスサッカーに比べてボールが動かないので、視線を変えずに守備できるため対応しやすい。

相手DF1人を抜くのが、パスサッカーに比べて時間がかかってしまう。

1人の攻撃はバリエーションがなく、相手DFにあまり怖さを与えることができない。

体力の消費

ドリブルをしていると移動している距離は短いのに、ボールをキープしていたりフェイントをかけて何人も相手にしていたりすると体力の消耗が激しくなる。

足元の技術が必要

ドリブルは個の技術になってくるので、いかにフェイントやステップ、重心移動、空ぶみなどで相手を揺さぶり逆をつけるかが重要になってきます。

パスのメリット

攻める時間が早い

例に挙げるとワンツーという連携がありますが、ドリブルに比べて1人を抜く時間が圧倒的に早いです。

ロングパスで一気に何人もの相手を置き去りにする場面もあります。

攻めのバリエーションが豊富

連携プレーは攻めのバリエーションが豊富で相手DFも対応しにくいです。

裏へ飛び抜ける選手へのマークは難しいし、走っている選手を囮に別の選手にパスを出したり、3人目の動きをしてボールに絡んだりされたら相手DFは対応が難しいです。

相手DFの視線を変える事ができる

ドリブルのデメリットにも書きましたが、基本的に相手DFはボールとマークする相手を一緒に見れる位置でマークします。

ドリブルはボールがあまり動かないため、相手DFは視野を動かさないで守備できてしまいます。
ですが、パスサッカーになるとボールを左右に振ったり縦パスをいきなり入れたり攻撃のスピードに緩急をつけることによって相手DFの視線を変えることができます

相手DFがボールばかり見ているとマークされていた選手はフリーになれるし、マークに集中しているとボールの動きを追えなくなりスペースを開けてしまったりと相手DFとしても厄介な攻撃になり得る。

体力を使わない

ドリブルに比べれば体力を使わずに攻める事が可能です。

攻めていてボールを奪われた場合、切り替えて守備をしなくてはいけません。
体力を残して攻める事が出来れば、守備の切り替えもできるはずです。

サッカーは走るスポーツですが、体力を使わずに攻めることが出来て得点できれば1番の理想系です。

パスのデメリット

止める・蹴るの技術が必要

パスサッカーには止める・蹴るの技術が必要不可欠です。

そして、この技術は自分だけ出来ても意味がありません。
チームが出来ないとパスサッカーの攻めは成功しません。

基本ですが、難しいスキルです。

ポジショニング

パスサッカーにおいて2番目に大事なのがこのポジショニングです。

ポジショニングが悪いとパスが繋がりませんし、味方も困ってパスを出せずに詰まってしまいます。

以前は5レーン理論などありましたが、オフザボールの時の動きを知っておく必要がある。

戦術やチームでの決まり事が必要

攻めるスイッチの入れどころや誰を起点にするかなど予めチームで話しておく必要があります。
目的もなくパスを回しているのは返って危ないです。

チームとして共通意識を持って、それに向かってボールを回すことでチームの連携力も上がっていくはずです。

やはりチームプレーには決まり事をこなしていく必要がありますね!

このようにドリブルやパスにもメリット・デメリットがあり2つのスキルを組み合わせることにより、それぞれのデメリットを補い、より良いプレーが出来ます。

ドリブルとパスの2つのスキルが必要ということを言いましたが、使い分けが重要になってきます。

次に、ドリブルとパスの使い分けを図を交えて見ていきましょう。

ドリブルとパスの使い分け

基本的にドリブルは自陣のゴール付近の位置ではあまりオススメしません
ボールを奪われるリスクが高いですし、低い位置で相手をかわしても攻撃のチャンスになりにくいことがあるからです。

ですので、ドリブルは比較的高い位置で勝負を仕掛ける時に使うのが良いです。

具体的に言うと、状況によりますがハーフラインを超えたあたりからドリブルの意識を持っていて良いと思います。

ドリブルとパスの使い分けはその場の状況判断になってしまうのですが、今回は図を用いて説明していきたいと思います。

例1

この図の場面の時あなたが青⑤の選手だったらどういう判断をしますか?

ここでボールを持った時に意識してほしいことがあります。

意識してほしいポイントは攻める味方の数と相手DFの数です。

味方通しでトライアングルは形成できていますが、味方が3人に対して相手DFは4人います。

1人多い形で守備をされてしまうので、ドリブルで1人交わしても同数でカバーされてしまいます。
また場合によっては2人で囲んで奪いにくることも考えられます。

ですので、味方の数と相手DFの数を比較して同数もしくは数的有利の時に仕掛けた方が攻めが成功する確率が高くなります

勿論、ドリブルを仕掛ける状態が悪かったり、ファーストタッチが悪くなってしまったりしたら、あなたの判断でバックパスをしてやり直すことも重要です。

ボールを奪われると言うことは大袈裟に言うと失点に繋がるリスクがあります。

自分達でずっとボールを回しているだけなら失点しないかもしれませんが、得点を入れなければ勝てないのがサッカーです。

攻める時が1番のスキになり得ますので、万全の状態で少しでも可能性を上げた状態で仕掛けることが重要です。

これは先ほどの例1の場面での攻めの一例です。

青⑤から青②にバックパスをしてやり直しを図ります。

ゆっくりDFラインでボールを回してスキができるのを待つというのも良いと思います。

今回は逆サイドで青④がフリーもしくは赤③との1対1の局面に出来ると判断して逆サイドに振ります。

ここは仕掛けるエリアです!

数的同数で相手を交わせたらビッグチャンスになるのでここは積極的にドリブルをしましょう!

ここではDFは当然中には抜かせてくれないので、外に抜いてクロスを選択しましたが、切り込んでいって角度的にはシュートを打つこともできるかもしれません。

このように、最初の例1の場面では攻撃に詰まっていた場面でパスを選択することにより、逆サイドに展開でき数的同数のチャンスを作ることができた。

続いてこちらの数的同数の場面

例2

この場面であなたが青⑥だったらどうしますか?

例2に対する攻撃の1例です。

パスで崩すという判断も全然あると思います。

ですが、今回は1例としてドリブルで仕掛けてみました。

やはり、ドリブルの強みはこのような場面で1対1に勝つことができれば一瞬でチャンスを作れるということです。

分かりにくいかもしれませんが、青⑥が赤❹を交わしたことによって赤❷がカバーします。
赤❷がマークしていた青⑧がフリーになってしまうので、赤❸が青⑧をマークします。
赤❸がマークしていた青⑦がフリーになってしまうので赤❺が青⑦をマークします。

このようにマークが1つずつズレていきます。

攻撃する時に数的同数でしたので必然的に1人フリーな選手ができます。
今回は青⑨がフリーになれました。

このように、ゴール前をドリブルで崩されるとDFは対応するのが難しくなります。

例3

例3は少し状況が変わりますが、数的有利ですが低い位置にボールがあった場合です。

この場合あなたが青③ならどうしますか?

例3に対する攻撃の1例です。

低い位置ですが、青②、③に対してのマークが赤❽1人だけですので数的有利にまります。

ですので、青③がフリーならドリブルで前に運びます。

もし赤❽がプレッシャーにきたら、ギリギリまで引きつけて青②にパスをすることで青②がフリーになります。

青②、③はやることは一緒です。

ドリブルで高い位置まで運び赤❼がプレッシャーに来れば青⑥がフリーになります。

青⑥にパスを出してそこからは、常に数的有利な状況なので、例2のように相手のマークをズラしながら攻めることでチャンスメイクすることができます。

このように状況によってドリブルとパスを使い分けることが重要になってきます。

ポイントは攻める味方の数と守る相手の数を見て判断するのが1つ良い判断材料です。

あとは、ボールを受けたあなたの状況や相手の状況によって判断しましょう!

パスができるドリブラー・ドリブルができるパサー

最後にドリブルとパス両方必要と言ってきましたが、他にもメリットがあります。

ドリブルに特化した選手がいたとします。
この選手はドリブルがものすごい上手ですが、周りが見えずパスをしない。

この選手は、正直DFからしたら楽な選手です。

DFからしたら怖いのがドリブルだけなので数的有利を作れば対応できます。

ですが、パスもできてドリブルに特化した選手がいたらDFとしてはかなり厄介です。

1対1だと抜かれるリスクが高いため、数的有利を作ろうとするとフリーの選手にパスを出されてしまうこともあります。

1対1をするDF自身もドリブルかパスか常に2つの選択肢を頭に入れながら守備しなければいけないので対応が難しいです。

この逆も同じことが言えます。

パスに特化した選手がいてもドリブルができないと、相手DFを引きつけることができないため、パスを出した味方がすぐにプレッシャーを受けることになってしまいます。

ですが、ドリブルもできてパスに特化した選手がいたらギリギリまで相手DFを引きつけてパスが出せるので、パスを受けた仲間がフリーでボールを受けれたり、味方が余裕を持つことが出来てより良いプレーが出来ます。

このように両方のスキルを兼ね備えていれば相手DFは対応が難しく、ドリブルに特化していた選手ならよりドリブルで簡単に相手を抜くことができるようになるし、パスに特化していた選手ならよりパスが通りやすくなったり、パスをもらった味方がより余裕を持ってプレーできるようになります

まとめ

今回はドリブルとパスどちらが攻撃において優れているのかを解説してきました。

結論はドリブルもパスも両方必要であり、その使い分けが必要だということです。

ドリブルのメリット

  • 1対1の勝負に勝てれば数的有利な状況を作れる可能性が高い
  • 1人で状況を打開することができる
  • 味方が攻めに参加する時間を作る事ができる
  • ペナルティエリア内の仕掛け

ドリブルのデメリット

  • 相手DFが対応しやすい
  • 体力の消費
  • 足元の技術が必要

パスのメリット

  • 攻める時間が早い
  • 攻めのバリエーションが豊富
  • 相手DFの視線を変える事ができる
  • 体力を使わない

パスのデメリット

  • 止める・蹴るの技術が必要
  • ポジショニングの理解が必要
  • 戦術やチームでの決まり事が必要

2つのスキルを組み合わせれば、それぞれのデメリットを無くし、その場面でより最適なプレーができるようになります。

ドリブルとパスの使い分けも図を用いて解説させていただきました。

今回紹介したのはあくまで1例にすぎないので、練習から常に周りの状況を確認しながらドリブルかパスか選択しながらプレー出来れば今よりもっとサッカーが楽しくなるはずです!

応援しています!!!

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ドリブルパス

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