サッカーと将棋の関連性 20年間やってきたからこそ分かる共通点とは

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僕は小学生の頃から今までサッカーをやってきました。
それと同時に将棋もやってきました。

将棋をやり始めたきっかけは、お父さんが元々将棋をやっていてマグネットの将棋盤で一緒に始めたのがきっかけでした。
小学生の頃は、お父さんの棒銀という戦法がどうしても受からなくて、必死に考えていた記憶があります笑

日曜日の午前中はTVでプロ棋士の方が対局しているのを見て、勉強もしていました。
全然分からない手も展開が進むに連れて分かってくるのが、楽しくて「プロってこんな先まで読んでいるんだな」と驚くことばかりでした。

今ではこんな良い将棋盤を買ってのめり込んでいます😆
1枚だけ歩が家の犬にかじられてしまいボロボロですが😅

そこで、僕が好きなサッカーと将棋この2つの関係性について記事にしてみました。

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目次

それぞれの特徴

サッカーと将棋の関連性を考える前に、ざっくりこの2つの特徴を紹介します。

サッカー

サッカーは11人対11人で勝負するスポーツで、決められた時間で得点を競う競技です。

サッカーにはポジションがあり、それぞれのポジションで役割があります。

今回は4-4-2のフォーメーションを例に簡単に紹介します。

①GK(ゴールキーパー)・・・・・ゴールを守る

③、④CB(センターバック)・・・守備の要、守備の指示を行う

②、⑤SB(サイドバック)・・・・サイドの守備、フォーメーションによっては攻撃参加もする

⑦、⑧ボランチ・・・・・・・・チームの心臓、攻守両方行う、チームの舵取りをする

⑥、⑨MF(ミッドフィルダー)・・サイド攻撃を行う、クロスや得点を狙う

⑩、11FW(フォワード)・・・・・攻撃を行う、得点をとる

フォーメーションによってポジションも役割も変わってきますが、4-4-2の場合ざっくりこんな感じになります。

今回、細かいことは省きましたが、サッカーにはたくさんの戦術があり、戦術を駆使して戦っています。

詳しい記事は別にまとめてあります。
興味がある方はぜひ見てみてください!

将棋

将棋は、2人で対局し合計40枚の駒を交互に指して、相手の王を詰ます(動けなくする)ことができれば勝ちになるゲームです。

将棋にも守りと攻めで使える戦法がたくさんあり、それらを駆使しながら戦っていきます。

将棋も駒によって動きが違います。

王様
飛車
桂馬
香車

使う駒はこれだけです。
ですが、駒は進化して強く成ります。

条件としては

  • 敵陣の3行内に入った時
  • 敵陣の3行内に持ち駒を打って、次に動かした時(3行内から外に出ても成ることができる)

成った駒は以前の動きを受け継ぐ駒や、動きが違くなる駒があるので注意が必要です。
成るか成らないかはその場の状況次第なので、自分の判断で決めましょう。

成った駒の動き。

馬(角成り)
龍(飛車成り)
成り銀
成り桂
成り香
と金(歩成り)

これらの駒を使って対戦していくのが将棋です。

関連性

サッカーと将棋」は一見すると関連性がない気がするのですが、面白いくらいに近しいところがあります。

どこに関連性があるのか疑問を持つ方が多いと思いますが、僕は約20年間サッカーと将棋をやってきたので自信を持って言えます!

僕も将棋を始めた頃は関連性なんて見い出せず、別々のものだと考えていました。

ですがサッカーをやっていくうちに、「考えるサッカー」ということが何よりも重要なことだと気付かされました。

この「考える」って抽象的でよく分からないと思いますが、この言葉を分かりやすくすると『次のプレーをやりやすいように考える』とか『ゴールを取るためのプレーを考える』、『スペースを上手く使うために考えてプレーする』といったことを全て含んで『考えるサッカー』と言われています。

まとめると、1つ1つのプレーで先を見据えたプレーをすることが「考えるサッカー」の答えだと言えます。

そこで先を見据えるといえば、将棋ですよね!

この先を読む力というものが将棋には必要不可欠です。

なので、どこに関連性があるのかの答えは考えるところにあります。

具体的な一手とプレーの比較

将棋の駒をサッカーに例えると

将棋の駒サッカーのプレーや選手像
ゴール
角、飛車キーマン、相手の脅威となる存在
守備の要、CB
攻守で活躍する、ボランチ
桂馬スルーパス
香車縦への推進力、SB
プレス

あくまでこれは僕個人的な見解です。
ですが共感してくれる人も多いはずです!

ここからは、さらに将棋の一手からサッカーのプレーを考えてみたいと思います。

たたきの歩

自分の持ち駒となっている歩を相手の駒の前に打つこと。

歩はただで取られてしまうことが多いですが、歩を取ったことにより相手の駒が動き、守備を弱体化させることができたり、空いたスペースを利用して攻めることもできる。

この手筋は、プロ棋士でもよく使われている場面が多いです。
プロ棋士の方は歩の使い方が本当に上手すぎる!

たたきの歩をサッカーのプレーで置き換えてみると、歩はプレスと書きましたがプレスをかけて相手の動きを観察し次のプレーを考えます。

将棋で言うと、

たたきの歩を相手が取れば空いたスペースや上ずらせた駒を標的に攻撃や守備ができます。
たたきの歩を相手が取らなければ、打った歩が攻撃の拠点となって残ります。

サッカーで言うと、

バックパスをあえてすることで、相手が前線からプレスにきます。
そうすることで相手のDFラインの裏のスペースなどが空いてくるので、そこを狙って攻める。

プレスを与えて攻撃を阻止する。

たたきの歩の手筋の共通点は

  • 相手を上ずらせてできたスペースを狙って攻撃する。
  • 守備でも活躍する。

開き王手

将棋は次の自分の一手で相手の王をとれる時に、「王手」となります。

この開き王手とは、駒を動かすことによって今動かした駒ではない駒の利きで王手がかかることを言います。
例を出すと、相手の王と自分の飛車の間に自分の駒があって、その駒を動かすと飛車で間接的に王手がかかります。

将棋で言うと、

気づきにくく、開き王手されたときは実質両取りで、ただで駒を取られることがある。

攻撃にバリエーションが出て、意識しなければいけないことが増える。

受け効かずなこともある。

サッカーで言うと、

スルーが開き王手と似ています。

相手のゴール前でのスルーは、ボールも目で追わなければいけませんが、スルーした選手がフリーになることが多いため、危険である。

スルーの攻撃パターンもあると、相手のDFも次から警戒しなければいけないことが増える。

後手後手に回ることが多い。

開き王手の共通点は

  • 攻撃のバリエーションが1つ増える。
  • 動かした駒(スルーした選手)の動きが大事で攻撃に参加することで厚みが増す。
  • 手番を取れたり、攻撃の先手を打てる。

焦点の歩

焦点の歩は、相手の駒が複数利いているマスに打つ歩のこと。

将棋で言うと、

相手の駒の複数の利きを、歩1枚で遮断できる。

焦点の歩を取ると、利きが減ってしまうし、放置も拠点が残ってしまうので厄介な歩になります。

サッカーで言うと、

相手DFの間にポジショニングしておくことで、どちらにも警戒させておき、ボールが入った時のプレスにくるDFによって攻撃する場所を変える。

相手DFがプレスに来なかったら、ボールを持って攻撃の起点になれる。

焦点の歩の共通点は

  • 2つの利きを1つで止められる。相手に意識させ、ポジショニングも強制できる。
  • 相手の行動を見てから、リアクションで動いていく。
  • 起点になれる。

このように将棋の手筋とサッカーのプレーが重なることが多々あります。

まとめ

今回はサッカーと将棋についてまとめてみました。

それぞれの特徴と関連性の紹介。

「考える」ことがこの2つのキーワードをつなぐ大事なものである。

具体的な将棋の一手とサッカーのプレーとして3つ挙げました。

サッカーも将棋も『アイデア』はとても大事なことです。

『アイデア』はサッカーばかりやっていれば良いわけではなく、全然違ったきっかけから出てきたりするものなのです。

そのきっかけとして、将棋がとてもサッカーの考え方に近くて良いなと思ったので紹介してみました。

次回は、将棋の格言とサッカーのプレーについてまとめるので、ぜひ興味がある方は遊びに来てください☺️

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将棋とサッカー

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