皆さんボランチと聞いたら、何を想像しますか?
ちょっとサッカーを知っている人だったら、ボランチというポジションがかっこいいというイメージがあると思います。
やはりチームの心臓を担うことが多いです。
僕も最近ボランチを任せられることが増えてきて思った事があります
それは‥‥
ボランチ難しい
とにかく難しい😅
中盤ということもあり、相手からのプレスも激しいですし、チームの流れを作らなければいけません。
攻守のポジションを繋ぐポジションですので、考えさせられることが多く、最初は悩まされることが多かったです。
そんな中で僕のチームの監督のアドバイスやチームメイトと話して自分なりに理解し、落とし込めた部分があり、今回はボランチが上手くなる方法4選にまとめたので、ぜひ見ていって下さい!
ゲームの流れを掴む・ゲームコントロール
冒頭にも書きましたが、ボランチはチームの心臓です。
ビルドアップにおいても、前と後ろのポジションを繋ぐ大事なポジションです。
「ボランチが機能しないと試合に勝てない」といっても過言では無いと思います。
例えば、試合がバタバタしている場面があると思います。
ロングボールロングボールばっかりになっていたりする時に、チームの状況を把握して、ショートパスやボールをキープしたりして試合を落ち着かせるというのもボランチの役割です。
真ん中のポジションですので、相手の数も多くプレッシャーも早い中でプレーをして、尚且つチームの状況を、試合の状況を観察してチームに最適なプレーを心掛けるとゲームを支配しやすくなります。
自分達のペースで試合が運べているか観察しながらプレーしてみて下さい!
ボールを貰う姿勢
ボールを貰う時、相手のゴールに背を向けてボールを貰っても、相手は何も怖くありません。
僕はボランチを初めてやった時に思ったのが、それぞれのポジションでの景色というものがあると思います。
僕はキーパー以外の全てのポジションを経験したから言えるのですが、
ボランチの景色は一番情報量が多く、ガチャガチャしています
情報の整理が出来ず、プレーの取捨選択が出来ず、ボールを僕のところで奪われないようにと保守的な気持ちしか無くて相手のゴールに背を向けてボールを貰っていました。
その度、監督に「半身で貰えるように!」と言われるのですが、中盤で相手のプレスがくるのに半身で貰うなんて出来ないでしょ、と思っていました。
家に帰ってきて、YouTubeでプロのボランチの動きを見てみると‥‥‥‥
半身で貰っているんですよ!しかも、全然フリーで!
今までボランチを経験してなかったので、ボールをも貰うところなんか詳しく見ていませんでしたが、ボランチを実際やってから見てみると、やっぱりプロすげーなって思います!
僕とプロでは比べものにならないのですが、自分なりにプロと僕は何が違うんだろう?
と考えて観察していると圧倒的に違うところがありました。
それは準備です。
相手がプレスにくるまでの距離・時間の確保が全然違いました。
ボールタッチ・トラップ以前の『視野の確保』・『良いポジショニング』
ボールを貰う前に首を振って視野の確保、相手との距離、間合いを測ってボールを貰うといった良い準備が当たり前の様に出来ていて凄いなと改めてプロの凄さを感じました。
『視野の確保』・『良いポジショニング』により余裕を持って半身でボールを貰うことが出来ます。
ボランチに限らず是非、皆さんも良い準備というものを心掛けてやってみるとプレーの質が上がってくるはずです。
視野を広げるにはどうするか、こちらの記事で書いてあるので是非チェックしてみて下さい😊
ボールをもらう位置
個人的には一番これで悩みました。
僕はCBを元々やっていた時にボランチが低い位置で顔を出してくれると、ビルドアップしやすかったこともあり、無意識にボールを低い位置でもらうことが多かったです😭
ですが、プロの試合を見ていると状況によりますが、ボランチもある程度高い位置を保ちながら、ボールを貰っています。
やはりこれにも理由があるんです。
良くない例
この図を見てください。
なんで、ボランチは低い位置でボールを受けるのが良くないの?
- ボランチが低いポジションになってしまうと、チーム全体が押し上げられず、逆に相手のチームに押し込まれてしまう。
- 悪い意味でコンパクトになってしまうため、プレーに使うスペースも無く、ビルドアップ中に相手がプレスしやすくなってしまう(少しの距離を走れば良い)。
- DFラインが上げられないため、ボールを失った時にすぐピンチになってしまう。
もちろん状況によって低い位置でボールをもらうこともあるけど、低い位置でもらうとこれだけのデメリットがあるんだよ
良い例
※今回はボランチのボールを貰う位置だけにフォーカスを当てているので、その他のポジションは気にしないで下さい。
相手のDFとMFの間でボールを貰えるようなポジションが理想です。
なので味方DFがボールを持った時は、この図の青⑧のようなポジションを取ると効果的です。
相手の赤⑥と赤⑧のゲートにポジションを取ることで、赤⑥もゲートを閉めながら、気にしながらプレッシャーに行かなければいけないので、相手も迂闊にプレッシャーには来れません。
さらに、ボランチのポジションが高くなったことにより、先程の図と比べてみてどうでしょうか?
ビルドアップスペースが広がっています。
これにより、ビルドアップの際ボールを回しやすくなるはずです!
ポジションの位置によって、こうもプレーに違いがあるんだなとこの時は考えさせられました🤔
パスの考え・選択肢
ボランチをやって思いましたが、360°パスの選択肢があるポジションなので、どこに出すのが良いか、場面場面で違いますが、難しいなと感じました。
すごく余談なんですが、僕はサッカーと同じくらい将棋が好きで、その中でも羽生さんの棋風がすごい好きなんです😊
羽生さんの棋風の1つとして攻めていたと思ったら、突然守りの1手を指すことがあるのです。
プロ棋士の手は深いなーと、その手を指した意味というのはもちろん僕はすぐには分かりませんが、手が進むにつれて段々その意味が分かってくるんですね。
サッカーでも同じことが言えると思います。
ボランチの理想のパスはゴールに結びつくパスですが、相手もそう簡単にはやらせてくれません。
そこで、相手に出させられたバックパスでは無く、あえてバックパスをしてみるというのはどうでしょうか?
相手はDFラインを上げてきたり、1瞬マークが甘くなったり、バックパスに釣られてプレスに来てくれればスペースが空くことになります。
試合の流れで攻めれれば一番良いと思いますが、相手も簡単に突破させてくれません。
こちらから崩しに行く様なプレー、きっかけをボランチは求められていると思います。
今回は1つバックパスを例にしましたが、まだまだ相手を崩す方法はあります。
知っておくだけでもサッカーが楽しくなるかなと思い、紹介させてもらいました。
まとめ
僕はボランチを任された時、難しくて悩みましたが今はとっても楽しいです。
今まで色んなポジションをやってきましたが、総合的に見ると1番楽しいし1番難しいです。
ボランチをやっていて、やはり選択肢多いので「こっちにパス出してたらどうなってたんだろう」というプレーの幅の広さとその成果みたいなものを考え始めると、サッカーの深さみたいなものが感じられ、様々な可能性しか無いなと感じています。
難しいポジションですが、チームの心臓になれるように頑張りましょう。