今回はゾーンディフェンスについて解説していきたいと思います😊
守備にはマンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスがあります。
マンツーマンDFについての記事も書いたので是非見て下さい!
ゾーンDFはチームの意思疎通や共通認識が出来ていればいるほどクオリティは高くなります。
状況によって、マンツーマンとゾーンで使い分けながら守備するということもあります。
それぞれの特徴を理解して使い分けできれば良いと思います。
- ゾーンDFの考え方が理解出来て、チームへ知識を還元出来る。
- ゾーンDFの動きが分かり、チームのDF部分で活躍出来る。
- ゾーンDFの練習方法が分かり、練習に取り組める、チームを育てることが出来る。
ゾーンDFの考え方
各選手がそれぞれも守るゾーンを決めて、そのゾーンを守備するという守り方がゾーンDFです。
基本的に、前はあまり追わずに低い位置でブロックを作り守備をします。
マンマークDFと違って相手をマークする守備では無いので、マークの受け渡しが重要になってきます。
また数的不利の場面が生まれたら、カバーリングをしなければいけないので、自分のゾーンを離れます。
そしたら、ゾーンを1つずらして、チーム全体が自分の持ち場を変える。
というチーム全体が流動的に動けるチームが行う守備の戦術です。
ゾーンDFのメリット・デメリット
メリット
- 守備の場所が明確になっていて守りやすい。
- チームでブロックを形成するため、崩されにくい。
- ボールの奪い所を決めて守備が出来るため、チームとして共通意識で動ける。
- ゾーンを分担しているためスタミナをあまり使わない。
- カウンターがしやすい。
デメリット
- マークの受け渡し、ゾーンのカバーリングなどチームが連動的に動かなければいけないため、すぐにやろうと思っても1人1人戦術理解などを含め実戦では難易度が高い。
- 1人のゾーンを突破されてしまうと、後手後手になってしまうことがある。
各ゾーンの間に相手選手がポジションを取っていたら、声を掛け合ってどっちが担当するか確認しておくのも大切です
ゾーンDFの練習方法
4対4
DFラインを4人、攻めも4人で練習を行います。
最初は、攻めは止まった状態でボールだけ回します。
そこでDFは自分のゾーンを確認する。
慣れてきたら、攻撃側はゾーンを越えるような動きをします。
DFラインは連携を取り合いながら、マークの受け渡しをします。
この練習をDFが出来るようになるまで繰り返し続けます。
練習のポイントとしては、マークの受け渡し、カバー出来るポジション取りを意識して行うと良いです。
具体的には声を出し合う、カバー出来る距離を把握してポジションの位置を修正していく、などやってみると様々な問題点が出てくると思います。
ゾーンDFはチームの連携がとても大事になってくるので出来るようになるまでが大変です😅
ですが、チーム全体で出来るようになれば守備に対しての共通意識が生まれ、チームとしても確実に強くなります。
マンツーマンDFとゾーンDFを融合する守備戦術
マンツーマンDFとゾーンDFをミックスして、それぞれの良いところを守備の取り入れる。
全てをマンツーマンDFやゾーンDFで守備をするのは現実的ではありません。
なので、守備の形はそれぞれあると思いますが、ほとんどのチームがこの2つの守備戦術をミックスした戦術を使っています。
具体的に解説すると
相手のボランチ、中盤の選手がDFラインの裏のスペースを狙って走り込んできたり、ワンツーで崩しにきたりした時は、マンツーマンでマークした方が良いです。
ゾーンで相手のFWを見ていることもありますし、一瞬でマークの受け渡しというのは難しいと思うので、走り込んできた相手には、しっかりと付いて守備をする。
共通して言えることは、守備はコンパクトにして相手にスペースをあまり使わせないということです。
ぜひ、2つの守備戦術のミックスを試してみて下さい!
まとめ
今回はゾーンDFについて紹介しました。
ゾーンDFは特にチーム力が求められる戦術です。
マークの受け渡し、スペースのカバーなどチームで臨機応変な対応が求められるので難しさはありますが、出来るようになれば自然とチーム力も上がっていきます。
現代サッカーは守備に力を入れているチームがほとんどなので、守備戦術をしっかりと身につけて、現代のサッカーでも活躍出来るように練習していきましょう!