現代サッカーは守備に力が入っています。
守備は1人では出来ないので、チーム全体で守ります。
チームの守備のコンセプトは決められていると思いますが、守備の方法は大きく分けて2つあります。
ゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスです。
今回はマンツーマンディフェンスについて紹介します。
この記事を読むことで得られること
- マンツーマンDFの考え方が理解出来て、チームへ知識を還元出来る。
- マンツーマンDFの動きが分かり、チームのDF部分で活躍出来る。
- マンツーマンDFの練習方法が分かり、練習に取り組める、チームを育てることが出来る。
マンツーマンDFの考え方
マンツーマンDFは簡単にいうと相手1人に対し1人でマークすることです。
バスケのDFに似ています!
僕のチームでもマンツーマンDFを採用しています
✳︎マンツーマンDFは全てのポジションに該当するものでは無いです。
チーム全員がマンツーマンDFをしてしまうと、CBと相手FWの1対1で勝負が決まることになってしまいま。
なのでそこは臨機応変に変えていきます。
僕のチームは守備の人数として、相手のFW の人数+1人の人数を確保して守備をしています。
そうするとマンツーマンDFした時に、マークが1人付けなくて相手の選手が余ってしまうけどいいの?
その通りです。そのような場合は基本、相手のCBを1人フリーにさせて人数を合わせます。
1対1のディフェンスの記事は別でまとめているのでチェックしてみてください!
マンツーマンDFはとても有効な戦術ですが、あくまで失点しないための戦術であって目的にならないように注意しましょう。
チームによってはゾーンDFとマンツーマンDFを複合してるところもあります。
チームにとって最善の守備を考えましょう!
僕は相手のキーマンをマンツーマンで守備する試合がいくつかありました。
プロでは通用しないことですが、相手のチームに頭一つ抜けて上手い選手がいた場合は、ポジションを固定せずに上手い選手をマンマークして、好きにプレーさせないというのは有効だと思います。
マンツーマンDFのメリット・デメリット
メリット
- マークする人の受け渡しが無いため、守備しやすい
- 1対1のデュエルする相手を自分達で決められる。
デメリット
- 1人がドリブルで抜かれた時の対処法など臨機応変な対応が求められる。
- スペースを守れない。
- 数的有意な守備が出来ない。
戦術にはメリット・デメリットが必ずあるので臨機応変に使っていくのがベストです。
マンツーマンの場合、フォーメーションは相手のFW +1人の人数のDFを軸に考えていきたい。
大体2トップが多いので、そのような場合は3バックを軸にフォーメーションを組むと良い。
マンツーマンDFの練習法2選
数的同数の練習
例えば、2対2だったり3対3だったり数的同数で練習をする。
自分がマークする相手を確認し、守備をする。
この時、意識することはマンツーマンだからといって、自分のマークの対象に近づきすぎないこと。
この画像の通り(右側)近づきすぎるとスペースが広がってしまい、相手に使われてしまうのでスペースは埋めて、相手の足元にボールが渡った時にプレッシングに行くか、インターセプトするのかディレイするのか判断していくのが良い。
5対2
この図のように、グリッドの中を2対2の状況にし、攻めは周りにいる3人を使えます。
周りの3人はタッチ数を決めてパスに徹します。動ける範囲は矢印の通りです。
周りの人のドリブル・シュートは禁止です。
中の2対2は通常通り行います。
ですので、実質5対2になります。
DFは厳しい状況ですがマンマークを徹底し、中の2人には好き勝手やらせないように守備しましょう。
まとめ
マンツーマンDFのメリット
- マークする人の受け渡しがないため、守備しやすい
- 1対1の相手を決められる
デメリット
- 1人がドリブルで抜かれたとき、それぞれで臨機応変な対応が求められる
- スペースを守れない
- 数的有利な守備をあまり作れない
冒頭でも書きましたが、マンマークDFはあくまで守備の戦術です。
場合によっては陣形を崩したり、守備の戦術を変えたりするシーンは多くあります。
戦術の理解をしておくことによって、様々な場面での対応が可能になります。
今回はマンマークDFの戦術を書きましたが、これからどんどん他の戦術についても記事にしていきます😊
戦術が分かると自分でやるサッカーも楽しいですし、プロの試合を見るのもより面白くなります。
是非マンツーマンDFを理解してチームで使ってみて下さい!