この記事は将棋とサッカーについての記事になります。
多くの方が、将棋とサッカーってそもそも違くない🤔?
と考えると思います。
僕自身20年間サッカーと将棋をやってきて、将棋の知識がサッカーに繋がっていると感じることが多くありましたので、今回記事にしています。
こちらの記事を見てから、この記事を読んでいただいた方が分かりやすいので、ぜひ、チェックしてみてください!
将棋には「格言」というものがあり、先人の方の知恵が詰まった言葉があります。
将棋は平安時代からあると言われていて、とても歴史があるものです。
今でも、有力な「美濃囲い」という戦法は約200年も前に出てきた戦法です。
そう考えるとすごいですよね…
長きに渡り駒台の上で勝負が行われ、その知恵が将棋の格言となって受け継がれているわけです。
今回は、「将棋の格言」をサッカーに置き換えたらどうなるのか?共通点を挙げていこうと思います。
将棋の格言とサッカーのプレーの共通点
遊び駒を活用せよ
将棋
あまり働いていない駒を遊び駒と言いますが、これを使ってあげることが良い手になりやすい。
僕の大好きなプロ棋士の羽生善治さんが「プロ棋士の将棋は当たり障りのない手を指すことが良い」とおっしゃっていたのを聴いて、深いなと感じました。
相手の隙を作りにいくためにリスクを背負わなければいけないから、相手が動いてできた隙をつく、サッカーで言うカウンターがプロ棋士の戦いなのかなと考えさせられました。
当たり障りのない手を指す中で、遊び駒を活用するのはプラスに働くことが多いため、良い一手になることが多いはずです。
サッカー
ボールが遠くにあるからといって、サボっていたりオフザボールの動きを怠ると隙が出来てしまい、相手に突かれることが多い。
オフザボールの動きをしっかり行うことによって、ピンチを防げたりチャンスになりやすい。
王手は追う手
将棋
相手玉を追い詰めた状態で王手をかけないと、王手をかけに行った駒が遊び駒となってしまって攻めが途切れてしまい空振ってしまうことがある。
僕も小学生の頃、王手ばっかかけていて逃げられて逆転負けなんてことは多くありました😅
盤面右側を攻撃、拠点ができたら盤面左側に手を加えて、相手玉を囲むように寄せるのが良いです。
サッカー
シュートを打つことも大切ですが、単純にシュートモーションで打つと、GKも反応しやすく入る可能性は低くなります。
(相当コースが良くなければ入りにくい)
ゴール前に人数をかけてシュートと見せかけてクロスだったり、逆のパターンも然り選択肢がたくさんある方がGKも対応しにくい。
大駒は近づけて受けよ
将棋
大駒の利きを安い駒で遮断し近づけ、2手目に受ける駒で大駒に当てることができ手番を取ることができる。
サッカー
大駒というのは角、飛車のことですが、前の記事でサッカーに例えるとこの2つの駒はキーマンと例えました。
サッカーでもキーマンはフリーにさせておくと怖いですよね。
常に距離を取らずに、間合いを潰して好きにプレーさせないことが大事です。
大駒は離して打て
将棋
状況によってですが、大駒は近くで打ってしまうと、先ほどの「大駒は近づけて受けよ」で、一手で当てられながら受けられてしまいます。
大駒の利きは盤面に多くあったほうが有利に進められることが多い。
大駒の特徴を十分に発揮できる。
サッカー
キーマン側は相手から離れて自分のペースでプレーすることでチームの流れを作ることができる。
キーマンのプレー範囲のスペースを確保できていると、キーマンが伸び伸びプレーしやすい。
香を持ったら歩の裏を狙え
将棋
相手の歩の裏に香車を打つことによって、香車の利きを歩で受けることができず、厳しい一着となることがある。
サッカー
前の記事で歩はプレス、香車は推進力・SBと例えたと思います。
プレスがないオープンスペースでSBがボールを持つことはとても有利な状況になることが多いです。
相手DFを崩すきっかけとなることが多い。
攻めるは守るなり
将棋
自分が攻めている時は、相手からの攻めがきにくいため、守備に繋がっていること。
攻めが遅かったり、中途半端な手を指すと手抜かれて攻められる場合がありますが、必死クラスや自分の攻めによって相手に合い駒を使わせて、相手の攻め駒を減らすことが結果的に守備に繋がっている。
サッカー
この格言はそのままサッカーにも言えて、攻めは最大の防御なので攻め続ければ、相手にボールをボールを持たれることもなく、失点するリスクも減ります。
具体的にはポゼッションが高ければ、相手ボールになることがないため、結果的にピンチになることが少なくなります。
ポゼッションについてまとめた記事もありますので、こちらをチェックしてみてください!
敵の打ちたいところに打て
将棋
相手の持ち駒による最善手が分かっている場合、相手の最善手となる場所に先に駒を置いてしまえば、相手の最善手を防ぐことが出来る。
サッカー
守備の際、相手に使われたくないスペースが空いている時はスペースを埋めること。
スペースが空いていると相手にそのスペースを使われて、守備の形が乱されてしまうため相手に使わせたくないスペースは前もって潰しておく。
4枚の攻めは切れない
将棋
攻め駒が4枚以上あると攻めが途切れる(切れる)ことなく続けることができる。
サッカー
サッカーには3人目の動きというものがあり、1人の攻めでは上手くいかなくても人数をかければ上手くいく。
攻撃の人数が多いと攻撃に厚みが出る。
まとめ
今回は将棋の格言をサッカーのプレーに置き換えてみました。
こうして比べてみると、将棋とサッカーは共通する部分が多くあります。
「考える」ことで将棋とサッカーがつながれていて、共通する部分があります。
古くからの将棋の格言、先人方の知恵が現代のさまざまなところに活かされています。
サッカーをさらに楽しくさせるのは将棋なのかもしれません。
ぜひ、「考える」ことを将棋で鍛えてみてはいかがでしょうか?