サッカーにはさまざまな場面で攻防が繰り広げられています。
今回は、その中でも基本となる1対1のディフェンスについてまとめました。
僕は今も現役でサッカーをやっているのですが、ディフェンスは12年間やっていたのでこの記事にも熱が入っていますよ笑
この記事はこんな方におすすめ
- 1対1のディフェンスが上手くなりたい
- ボールの取り所がわからない
- 間合いの詰め方を知りたい
- 身体の使い方がわからない
1対1の守備で意識するポイント4選
1対1で守備をするにあたって意識しなければいけないポイントがあります。
これから紹介するポイントは1対1の守備において欠かせないポイントなので、ぜひ参考にしてください。
相手が背中を向けてトラップした時
相手があなたに背中を向けてボールをトラップした時は、間合いは詰めて激しくプレッシャーに行きましょう。
相手に前を向かせてプレーさせてしまうとフェイントやスピードで抜かされてしまうことが多いです。
なので相手が背中を向けてる場面では、絶対に前を向かせないようにプレッシャーをかけましょう。
気をつけたいポイント
一発で身体をぶつけに行ってしまうと、相手にその反動でターンされ入れ替わってしまう可能性がある。
具体的な守備の方法
相手が背中を向けてボールをトラップしたら
- 間合いを詰める
- 身体をぶつけるが、身体の重心はフラット
(直線的に身体をぶつけにいくのはNG) - 相手にターンさせない
ボールを奪えるなら、奪えるに越したことはないですが、無理に重心移動をして相手と入れ替わるのは避けたいので、ボールを奪いにいくときは慎重に奪いに行きましょう。
相手がトラップした時
ボールの取り所として最初のポイントになります。
やはりトラップした時に、トラップが大きくなったりトラップミスをしたところを奪いにいくのが良いです。
最初の取り所のポイントとして、しっかり観察しましょう。
気をつけたいポイント
- トラップミスでも、ボールが相手の足に触れられる距離にある場合はむやみに飛び込まない。
入れ替わる可能性がある。 - 足だけで取りに行くのではなく、ボールと相手の間に身体を入れて取りに行く
具体的な守備の方法
相手がボールをトラップするとき
- ボールが相手に渡る前に、自分の守備しやすい間合いまでプレッシャーをかける
- 相手がボールをトラップミスをした場合、相手とボールの距離を確認しながらボールを奪いにいく
(トラップミスをしなかった場合は、ステイして様子を観る) - 足で取りに行くのではなく、身体を入れてボールを奪う
最後は必ず身体を入れてボールを奪いに行きましょう。
足だけでボールを取りに行ってしまうと、奪ったボールをまた奪われる可能性が高いです。
身体を入れることで、奪われる可能性を低くしましょう。
相手と正対している時
ここが1対1の守備で特に気になっている方が多いと思います。
ここで重要になってくることは「間合いと姿勢」です
間合い
結論から書くと自分の間合いをやりながら、覚えていくしかないです。
これはボールが取れる位置、距離感のことです。
この間合いが相手にわかると、相手もあなたの間合いを嫌がってドリブルを仕掛けてこなくなったり、簡単にリターンパスをさせたりすることができる。
気をつけたいポイント
- 間合いが近すぎると、相手のフェイントに反応できずに抜かされてしまう
- 間合いが遠すぎると、相手にスピードに乗られてしまったり、シュートを打たれたりしてしまう
- 近すぎず、遠すぎずの中間の距離が良い
もちろん初速が速い人は、間合いを少し遠くに設定したりできるので、守備をしながら自分の間合いを見つけていきましょう。
姿勢
自分の間合いがわかったら、今度は姿勢です。
あなたの姿勢・体勢があまりに悪かったりすると簡単に抜くことができます。
逆に、姿勢・体勢が良いと相手としてもドリブルで仕掛けてくるのは勇気がいると思います。
気をつけたいポイント
- 両足が揃わないように、常に半身
- 重心は少しだけ後ろ足にかける
守備はリアクションで動くことが多いため、いかに速く相手のフェイントに反応して対処できるかという所が重要になってくる。
具体的な守備方法
相手と正対したとき
- すぐに自分の間合いまでプレッシャーをかける
- 半身の体勢で、少し後ろに重心をかけて相手が仕掛けてくるのを待つ
- 相手が仕掛けたり、相手の足とボールの距離が離れたところを奪う
間合いと姿勢というのは守備をする上で1番重要です。
特に間合いは自分で見つけていかないといけないので、守備をする数を重ねて自分の間合いを見つけましょう。
守備の一連の流れ
相手が背中を向けてボールをトラップしたら、間合いを詰めて絶対に前を向かせないようにする。
(無理にインターセプトを狙いすぎない)
相手と正対している場合
- 間合いを詰める
(常に半身を意識する) - 相手のトラップに注目する
状況によっては、ボールを奪取できる - 相手が仕掛けてくるのを待つ
- 足からボールが離れたときに、間に身体を入れてボールを奪う
主にこの2つになります。
守備はリアクションで動くことがほとんどで、先にボールを奪いに行こうとすると交わされてしまう可能性が高いので、相手のアクションに着いていける体勢と間合いを覚えるのは必須です。
練習方法
反復横跳び
よく体育の体力測定でありませんでしたか?
この反復横跳びはディフェンスにとって重要な練習になります。
僕もずーと反復横跳びをやっていました。
反復横跳びをすることによって、横の動きのスピードが格段に変わります。
実は、ディフェンスというのは横の動きが多くあります。
半身で重心を移動したり、体の向きを変えたりしなければいけないので、基本の横の動きが速くなっているとそれだけで十分相手を困らせることができるはずです。
ラダー
2つ目はラダーです。
守備の姿勢は普段の生活でする姿勢ではないです。
その姿勢の中で移動したり、ステップを踏んで守備をしなければいけないので、ステップの練習が必要です。
ラダーはステップの練習にはもってこいなので、ぜひやってみてください!
ディフェンスは、ステップが重要です。
相手のフェイントに最短で着いていくには、ディフェンスも最短で動かなければいけないからです。
ラダーは1人でもできるので、ぜひ練習してみてください!
実践
3つ目が実践です。
反復横跳びやラダーの練習もとても大切ですが、やはり実践形式で練習をしないと間合いや奪いにくタイミングも掴めないと思います。
練習で1対1をやるのですが、攻めの人も手加減せずに本気で抜きにいかないと守備の練習になりませんので、怪我には気をつけてバチバチやりましょう!
ちなみに僕は中学生の頃、チームメイトとの1対1で手を骨折しました😅
まとめ
今回は1対1のディフェンスについてまとめてみました。
サッカーでは1対1の場面が多くあります。
サッカーは11人対11人ですが、1対1の局面で勝つことができれば、その瞬間は数的有利で試合を展開することができます。
1対1で意識するポイント
- 相手が背中を向けているとき
- トラップしたとき
- 間合い、姿勢
この3つのポイントを意識して1対1の守備をすればディフェンスで相手を圧倒できるので、練習をして自分に落とし込んでみてください!